情報通信システム分野
様々な目的で収集されたデータを蓄積し、横断的に解析をするためのプラットホームを構築
サービス層
サービス層においては、街づくりや医療、農業等の各分野において計画を立案するユーザが様々な視点で解析を行うためのアプリケーションを提供する。アプリケーションはプログラミング等の知識を有する情報の専門家によって「ICTライフインフラサービスインターフェイス」を使って開発される。
統合解析モジュール層
統合解析モジュール層においては、データ解析で一般的に使われる解析手法をモジュールとして提供する。例えば、回帰分析や時間的内装補間、ジオコーディング、各種クラスタリングアルゴリズムなどである。 また、「ICTライフインフラ」を使用したユーザが発見・開発した手法を同様にツールとして登録するインターフェイスを備える予定である。このことによって、「ICTライフインフラ」をデータ解析のためのナレッジ/スキルベースとすることができる。 現在、オープンデータの動きが活発化しており、データそのものの公開は進んでいるが、その解析手法の共有は進んでおらず、専門家が提供する解析結果のみが一人歩きしている。ツール群を誰もが使える状態にすることによって、情報化社会が抱える大量のデータを、人々の手で解析し、その解析結果を使って現代の問題を正しく解決していく社会基盤を構築する。
基本データ層
基本データ層においては、「気候変動予測」「気象」「健康医療」「エネルギー」「農業」などの出来る限り多くのデータを蓄積し、解析のためのプラットフォームを提供する。現在は、ビッグデータが「4つめの科学的手法」として注目されており、多くのデータを蓄積することに意義が見いだされている。
震災時等における情報通信の早期復旧システム及びエリア限定ワンセグ放送を用いた市民への情報提供システムを構築
情報化社会の浸透により、自治体における災害時のICT確保の重要性が増大
- 自治体による市民向けの情報発信
- 中央官庁や近隣自治体、NPOとの情報共有
- 災害対応の効率化
- 様々なシステム(市民サービス、病院サービス等)の業務継続
衛星通信を用いた早期情報通信復旧システムの構築
エリア限定ワンセグ放送を用いた市民への情報提供システムの構築
早期情報通信復旧システム
慣れた人で5分、軽いトレーニングを受けた人で10分程度でインターネット接続性を確保できるようなシステムを構築した。システムは衛星通信を用いており、光ファイバーが切れたような市街地、山間部などにも対応できる。
東日本大震災の際には沿岸部において実際に支援活動に活用した。
市民への情報提供システム
近年では、災害時にラジオを持って避難する人より、携帯電話を持って避難する人の数の方が圧倒的に多い。そこで、多くの携帯電話に搭載されているワンセグ放送受信機能を活用して自治体からの情報提供を行うべく、栗原市でホワイトスペース特区の枠組みを活用して、放送実験を行っている。
エリア限定ワンセグ放送のための映像伝送装置(ノートPCタイプ)と送信機